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台北新十大建设~「クラウド」で生活が便利に

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クラウド计划台北 

先日、「台北新十大建设」のひとつ「台北市云端产业园区」(台北市クラウド産业パーク)の构筑プロジェクトが稼动しました。インフラ整备からソフトウェアサービスまでをカバーするこのプロジェクトは、市民にスマートな生活をもたらし、産业、人材のレベルアップを図ります。

台北市クラウド産业パークの构筑

アン・リー(李安)监督の3D映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』は、海を漂う雄壮で美しい感动的なシーンの多くが、台湾で撮影されました。それだけでなく、CG制作に使われた3Dエンジンは、台湾の中华电信が开発したものです。少年と海をさまようトラ、リチャード・パーカーが、歯をむき出してほえる际に揺れるヒゲや毛并みは、まるで生きているかのようで、これがCGによるものとは、とても思えません。その制作を手がけたのが、VFX(ビジュアル・エフェクツ)制作大手のリズム&ヒューズ・スタジオ(R&H)です。制作効率化とコスト削减を図るため、世界各地にちらばる制作チームが、共通のプラットフォームを使うことになり、中华电信の优秀なクラウド技术が认められ、同映画のCG制作を縁の下で支えることになったのです。

クラウド産业がクリエイティブ産业を含めた産业に大幅な生産拡大をもたらすことが见込めるため、台北市は去年の6月に「台北市クラウド産业パーク」构想の策定に着手しました。先日、その候补地を内湖の台北花市がある瑞光路、港墘路、洲子街に囲まれたエリアに定め、BOT事业として优秀な事业者を募りました。その三本柱となるのが、クラウド産业センター、イノベーション促进交流センター、クラウド人材育成センターです。

まず、クラウド・コンピューティングに必要な「IaaS」「PaaS」「SaaS」の提供が可能な施设が、クラウド産业センターです。わかりやすく説明すると、IaaSは雨风をしのぐための家のようなもので、水道や电気、エアコンも完备していなければなりません。そしてPaaSがテーブル、SaaSがそのテーブルで生み出されたfacebookのような革新的なサービスです。続いてイノベーション促进交流センターは、交流、イノベーション、産业の向上と転换を促进するための施设です。最后にクラウド人材育成センターは、専门の人材を育成するところです。台北市クラウド産业パークは2017年に竣工予定で、21万社がクラウドを利用するようになり、年间400亿元の経済効果と4,000人の雇用が创出される见込みです。

台北市の郝龙斌市长によると、市の中心部では无料の公衆无线LANサービスが利用できるなど、台北市はインターネットインフラが整っているほか、2015年までに全世帯への光ファイバー整备の约8割が整い、どの家庭でも100Mb/sという高速インターネットが楽しめるようになります。また、台北市にはIT业、金融业、サービス业が密集していることから、大企业だけでなく、约21万社の中小企业があり、情报化时代を迎えた现在、データの保存、オンラインサービス、インターネット取引などの需要が高まることは必然です。そこでクラウドコンピューティングに最适な环境を整え、すべての事业者が利用できるようにと、台北市はクラウド産业パークの构筑を推进しています。台北市には多くの高等専门学校と大学、研究机构があり、优秀な人材が整っていることも、台北市がクラウド産业を推进する际のアドバンテージになっています。

台湾には、中华圏で群を抜く文化、アート、ポップスがあることから、将来的には现在、构筑プロジェクトが遂行中の「台北影视音产业园区」(台北映画・音楽産业パーク)とクラウド産业パークが提携し、映画・テレビ産业の人材の育成と産业の活性化を図り、「台流」ブームを巻き起こしたいと郝龙斌市长は言います。台北映画・音楽産业パークは、内湖、大直、北投の三カ所にまたがる予定で、BOT事业として事业者を募っている最中です。また、台湾のコンテンツのクオリティー、そして制作スタッフや出演者の国际竞争力を高められるように、この映画・音楽産业パークを活用して、映画、テレビ、音楽の各産业のリソースを统合し、人材を育成していければと郝龙斌市长は语っています。

台北探索馆、梅庭のクラウド登场

展覧会に行きたいけど、めんどくさくて出かけたくないという人に朗报です。先日登场したインターネットで仮想体験ができる「台北探索馆」と北投の「梅庭」のガイドシステムを利用すれば、自宅にいながら好きなときにインターネットに接続するだけで、まるで会场にいるかのようにその多彩な展覧会に触れ、台北探索馆と梅庭の魅力に迫ることができます。これは今年、台北市政府观光传播局が全国に先がけて导入したクラウド技术によるVR(バーチャルリアリティ)のガイドシステムで、本物そっくりの3D空间を仮想体験でき、中国语、英语、日本语、韩国语、スペイン语の五ヶ国语に対応しています。

计4フロアある台北探索馆。1阶の入口には、ひときわ目を引く大型スクリーンがあります。そして、さまざまな特别展が催されている2阶、台北について理解が深められる3阶、时代をさかのぼって台北の歴史に触れられる4阶と空间が広がっています。面白いのは、クラウド版の场合、オンラインでおみくじが引けるようになっている点です。4阶の「时空との対话ホール」に入ったら、左侧のメニューから「城外の市民生活」を选び、画面を右から左にドラッグして小さな庙を探してみてください。その庙の上にあるアイコンをクリックすると、バーチャルコインを投入しておみくじが引けるので、オンラインで运试しをしてみましょう。

また、台北市の歴史的建造物に指定されている梅庭は、「一代草圣」(书の大家)の异名を持つ书道家、于右任が利用していた避暑别荘で、1930年代末に建てられました。この日本风の建物は、建材にこだわりがあります。壁には防火、防尘、防カビ、抗菌、湿度调节の効果があるしっくいが采用されていて、地下には防空壕もあります。クラウド版のサイトにアクセスしたら、上のメニューの「梅庭に関する二三の事」をクリックし、「鼎泰丰油行」と书かれた扁额を探してみましょう。その扁额の下にある梅のアイコンをクリックすると、小笼包で有名な「鼎泰丰」の歴史に触れられます。油屋として创业した鼎泰丰は、市场环境の変化に対応して小笼包も取り扱うようにしたところ、それが好评を得て、现在では台湾グルメの代名词のようになりました。この40年来、鼎泰丰信义店の入口に饰ってあるこの扁额は店の家宝であり、一见に値します。

现代の生活に欠かせなくなったクラウドコンピューティング。「互动探索、数码梅庭云端导览系统」(インタラクティブな探索、デジタル梅庭クラウドガイドシステム)は、そんなクラウドを活用した时间と场所を问わずに利用できる便利なガイドシステムです。そしてクラウド産业に変革を起こす台北市クラウド産业パークは、台北市の金融业、IT业、クリエイティブ産业、映画・テレビ産业、音楽産业に恩恵をもたらします。また、ソフト面でも人に优しいサービスを创造し、台北を台湾のシリコンバレーに成长させられるように、ハード面を整えるだけでなく、积极的に人材を育成していきます。

インタラクティブな探索、デジタル梅庭クラウドガイドシステム http://vr.taipeitravel.net(日本语対応)

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