台北市は文化资産が豊富です。市内には文化资産を活用した大小さまざまな博物馆があり、文化の奥深さと多面性に触れることができます。博物馆によってその所蔵品と展示方法は异なりますが、时代を超えて当时の生活に思いを驰せ、台湾のさまざまな姿を知ることができます。ここではそんな博物馆をいくつか绍介します。
台湾初の都市がテーマの博物馆~台北探索馆
手っ取り早く台北を知るには、台北市役所内にある「台北探索馆」が最适です。2002年に开馆した同博物馆は、4フロアからなり、过去、现在、未来の时间轴に沿って、台北市の歴史、文化、都市整备、市民の生活に触れられます。
台北探索馆は、子どもから大人までが楽しみながら台北のさまざまな姿に触れられるようにと、创造性を発挥し、ハイテクを取り入れ、マルチメディアを活用したインタラクティブな博物馆です。最初に1阶の「台北印象厅」(北イメージホール)から见学していくのがオススメです。ここには幅9.5メートル、高さ2.4メートルのスクリーンがあり、そこに映し出される图像『万象TAIPEing』を监赏すれば、台北のさまざまな姿に触れることができます。続いてエレベーターで4阶まで行き、「时空对话厅」(时空との対话ホール)で台北の今と昔のミニチュアを见てみてください。面白いのは、空中回廊をイメージしてデザインされていて、昔の台北の家屋が描かれたガラスの下に现在の台北のミニチュアがあるという点です。また、壁には日本统治时代の台北の俯瞰図があり、今と昔が交错する不思议な世界に触れることができます。そして见逃せないのが、「发现剧场」(発见剧场)で上映されているショートフイルム『台北好时光』です。360度のパノラマスクリーンを通して、感动的な台北のストーリーが展开されます。
それから子どもたちに人気なのが、3阶の「城市探索厅」(都市探索ホール)です。すごろく、スケートボード、自転车などで游びながら、子どもたちがスクリーンに映し出される台北の街并みを散策できるようになっています。また、2阶の「特展厅」(特别展示ホール)では、7月18日まで「Look 台北:台北旅行绘叶书特展」(Look台北~台北観光絵はがき特别展)が开催されています。古い台北の街の写真絵はがきを通して、台北のさまざまな姿に触れることができます。
台北探索馆に足を运ぶ际には、事前にインターネットのクラウドガイドシステムで同博物馆の展示内容に触れることもできます。ビジュアルに诉えた豊富なコンテンツをお楽しみください。
原住民文化に触れられる博物馆~顺益台湾原住民博物馆
士林区の至善路にある顺益台湾原住民博物馆は、国立故宫博物院のはす向かいにあります。台湾初の原住民がテーマの博物馆で、1994年に开馆しました。石柱とパイワン族(排湾族)の石板屋をモチーフにした建物の外観からは、原住民の美学が感じられます。
馆内に足を踏み入れてまず目に入るのが、各部族の生活スタイルや分布などがわかる台湾原住民の概要を绍介した展示です。そして2阶で生活用品、3阶で衣服文化、地下1阶で宗教文化と顺番に触れることで、原住民の生活スタイルや信仰の本质がより理解できるようになっています。
馆内では、台湾の14族の原住民を网罗した展示を通して、原住民がどのように自然と共存し、それを生活の知恵として生かしているかに触れることができます。例えば、アミ族(阿美族)が暖炉の火を絶やさないのは、ご饭を作るためだけでなく、ご先祖様がいつも见守ってくれているという意味もあります。また、常设展だけでなく、不定期的に数々のイベントも开催され、原住民の工芸品の制作や伝统的な仪式にも触れられます。
邮便事业に触れられる博物馆~邮政博物馆
知らない土地を访れた旅人というのは、故郷の友人に手纸を书くものです。その手纸を送るのに不可欠なのが切手です。さまざまなデザインの切手が、送った人の気持ちもいっしょに伝えてくれます。
开馆してから50年近くになる邮政博物馆は、1阶から6阶までが広々とした心地よい展示空间になっています。1阶に受付と展示贩売店があるほか、2阶から6阶には、下から顺に「邮政历史」(邮政の歴史)エリア、「儿童邮园」(子ども向け邮政)エリア、「邮票世界」(世界の切手)エリア、「特展室」(特别展示室)があり、7阶は「邮政专业图书室」(邮政専门図书馆)になっています。史料の展示、フィギュア、マルチメディア装置などを通して、豊富な所蔵品に触れることができます。