台北市が诱致を推进する「2016ワールド・デザイン・キャピタル」(WDC)関连のイベントが次々に开催されていく中、各界からの期待を受け、その申请ファイルとプロモーション图像が公开されました。5册の申请ファイルは、独特の「龙鳞装」仕様に装丁されているだけでなく、台北市が「デザイン」という概念を浸透させたことで、都市整备に目立った成果が现れてきたことを物语っています。また、7分の图像には、世界的に有名な11人のデザイナーやアーティストが出演し、20ヶ所を超える台北市の有名スポットを取り入れることで、台北のデザインが细部にまで浸透していることを诉えています。
デザインで都市改造を推进
台北市の郝龙斌市长は、申请ファイルとプロモーション图像には台北市そのものが诘まっているだけでなく、台湾全体のデザイン力が凝缩されているといいます。今回の诱致申请をとりまとめたのは台北市文化局で、申请ファイルは2011年台北世界デザイン大会を开催した台湾创意设计中心(台湾デザインセンター)が作成し、「アジアデザイン赏」(DFAA)を二度受赏したデザイナーの陈俊良がデザインを手がけました。また、プロモーション图像を制作したのは、2013年にドイツのiFデザイン赏を受赏した音楽クリップ制作スタジオ「仙草影像」で、どれも优秀なスタッフが関わっています。
ワールド・デザイン・キャピタルの诱致は、海外での台北市のアピールにつながるだけでなく、デザインという概念で都市整备を行い、「デザインで都市改造」を推进することで、本当の意味でのデザイン都市への成长につながると、郝龙斌市长はいいます。また、フィンランドの首都ヘルシンキを例に挙げ、2012年にワールド・デザイン・キャピタルの诱致に成功して以来、メディアの报道による宣伝効果もあり、経済と産业が成长し、デザインがひとつの都市に大きな成长をもたらしたと指摘します。
所蔵に値する申请ファイル:龙鳞装仕様の装丁と台北を代表する表纸
激しい诱致合戦が缲り広げられる中、どの都市も奥の手を出しています。台北市は意表を突いた形の申请ファイルを提出しました。5册の申请ファイルの装丁を竜のうろこのように纸を贴り合わせていく「龙鳞装」仕様にし、表纸のデザインも台北を代表するものにしました。有名书家の董阳孜の书画、故宫博物院所蔵の美术品、世界的にも有名な絵本作家の几米(Jimmy)のイラスト、建筑家の陈瑞宪が设计した诚品书店、そして台北を描いた山水画の5つです。
申请ファイルに使われた纸も特殊な繊维を采用した质感のあるもので、台湾産のモウソウチクと台湾东部の花莲産の墨玉を使った木箱に収められています。この木箱は、职人が丁宁に仕上げたもので、木箱を含めた「龙鳞装」仕様の申请ファイルすべてがコレクション価値のある芸术品になっています。
また、申请ファイルの内容は、台北が持つ特色で世界のデザインの趋势でもある「Adaptive City」をコンセプトに、研究、展覧会、讲座、シンポジウム、出版、マーケティング、SNSなどを通して「WDC Legacy, Taipei Model」を诉求するものになっています。デザイナー同士の连携を実现し、それを强调するため、「上から下」と「下から上」という2つの方向でこのプロジェクトを遂行し、リソースを最大限に生かしています。「设计师搅动计划」(デザイナープロジェクト)を立ち上げ、市民、デザイナー、学校のデザイン学科など民间の力を借りて、台北市を将来性のあるデザイン都市に成长させ、2012年から遂行している「public policy by design」では、公共政策の企画段阶からデザイナーを招聘し、利用者のニーズの把握を基本に、市民により近い公共政策を打ち出しています。
すばらしいプロモーション图像: 11人の代表的な人物×20ヶ所を超えるスポット
プロモーション图像はたった7分ですが、その撮影には10ヶ月もの时间を费やしています。また、CGの制作を含めた编集作业には6ヶ月をかけ、22人のインタビュー图像の中から、代表的な人物が11人、撮影が行われた47ヶ所のスポットの中から、都市景観の美しい20ヶ所を超えるスポットが选ばれました。
プロモーション图像には、舞踏家の林怀民、雕刻家の朱铭、书家の董阳孜といった世界的にも有名なアーティストが出演し、台北の豊かな文化について语っています。また、图像にマッチしたリズミカルなバックグランドミュージックが流れ、何度もグラミー赏にノミネートされたことのあるCDアルバムのデザイナーの萧青阳、ファッションブランド「夏姿・陈」のディレクターの王陈彩霞らこの都市で暮らすデザイナー、そしてASUS、HTC、ジャイアントといった各産业を代表するブランドのエピソードが缀られています。
プロモーション图像のオープニングをかざるのは、何枚もの贵重な今と昔の台北の地図です。たゆまず成长を遂げてきたこの都市に満ちあふれる活力がハッキリと伝わってきます。また、国际インダストリアルデザイン団体协议会(ICSID)が立ち上げたワールド・デザイン・キャピタルの趣旨にそぐうように、「Adaptive City」をコンセプトに「人こそがデザインの源」という理念を掲げています。
すでにこのプロモーション图像のノーカット版がユーチューブやフェイスブックにアップロードされているので、シェアしたり、「いいね」を押したりして支持してください。
台北诞生130周年の记念に
今年8月初めに一次选考の结果が発表され、9月には国际インダストリアルデザイン団体协议会が、その候补地を访れます。それに合わせる形で台北市は、9月に「第二届设计城市展」(第2回デザイン都市展)を开催し、「人が源」というデザインコンセプトを诉えるだけでなく、デザインを导入した市の行政、民间の自発的な提案の2つの方向から成果を诉え、11月に最终选考が発表される「2016ワールド・デザイン・キャピタル」の诱致に全力を尽くします。
折しも来年诞生130周年を迎える台北。その记念に「2016ワールド・デザイン・キャピタル」の诱致に成功できれば、これほどうれしいことはありません。